株の取引き方法は?二種類の取引方法を理解しよう

株の取引き方法は?二種類の取引方法を理解しよう 株の基礎知識
株の取引き方法は?二種類の取引方法を理解しよう

今回は株の取引き方法についてです。
株の取引き方法は、現物取引と信用取引の2つの方法に分けられます。
今回は、この二つの取引きの違いについて説明します。

現物取引とは

現物取引とは、名前通り実際に発行された株を購入、または売却することです。
最も一般的な取引形態で、通常の株取引きについては、この現物取引のことを指します。

現物取引では、自分が実際に持っている金額分しか購入することはできません。
また、売却する際も自分が持っている株数しか売却することはできません。

損失についても、最悪会社が倒産したりした場合、買った株が紙切れになるだけなので、投資資金以上に損失を被ることはありません。

信用取引とは

信用取引とは、(証券会社に)自身を信用してもらい、自己資金以上の投資ができるようになる取り引きです。証券会社の信用を得るために、すでに現物取引の証券口座を開設している人も、改めて信用口座の申し込みをし、審査を受けなければなりません。

信用取引を行うためには、資金や株式等を担保として設定する必要があります。
担保を設定することにより、その金額の3.3倍の金額を運用に利用することができるようになるため、本来持っている投資資金より大きな金額で投資ができるようになるというわけです。

また、信用取引は、現物取引ではできなかった売りから入ることができるようになります。
その仕組みは簡単で、証券会社から株を借りて、その株を売却します。証券会社から借りた株は、基本的に半年間しか借りられないので、証券会社へ株を返す際に、再び市場から株を買い戻し、返却します。

ただし、現物取引と違い、手元にないものを調達してから取引を行う為、利息や、レンタル料等が発生します。例えば、信用買いする際は、証券会社からお金を借りるので、その分の利息を支払う必要があります。また、売りから入る場合も、貸株料を支払う必要があります。

さらに、気を付ける点としては、追証というものが発生します。
追証とは、追加で差し入れる委託保証金のことで、簡単に言うと、担保が少なくなったから追加しください。ということです。

信用取引を行う場合、委託保証金というものを建玉購入時の価格の30%以上残しておかなければなりません。この委託保証金が建玉の何%あるかというのを委託保証金維持率というのですが、この委託保証金維持率が、証券会社ごとに設定した最低保証金率を下回った場合、追証が発生します。

追証が発生した場合、すぐに追加の資金を委託保証金にあてなければなりません。多くの場合は翌々営業日までに振込を指示されることがほとんどですが、保証金の維持率次第では、翌日までにということもあります。こうなった場合、建て玉のポジションを解消したり、追加で資金を投入したりして、委託保証金維持率が30%になるようにしなければなりません。

もし、追証に対応しなかった場合、期限の翌営業日の寄り付きにて、ポジションが強制決済されます。その際に、株価が大きく動き、委託保証金の範囲を超えて動いていた場合は、マイナス分をすぐに返済しなければなりません。

以上、現物取引と信用取引。特に信用取引については、リスクが大きい取引方法ですので、資金管理には十分な注意を払う必要があります。特に株初心者の場合は、基本現物取引のみで投資することをオススメします。

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