株の話題が出ると、「株は危ない」とか、「株は絶対にやめておけ」とか、否定的な意見を言う人が一定数いるかと思います。
最近は、国も投資を進めている影響もあってか、上記のような人は徐々に減ってきているように思いますが、それでもまだまだ多いのが現状です。
で、その人たちに理由を聞くと(というより勝手に熱く語ってくれますが・・・)「絶対に損するから」とか、「膨大な借金を背負ってもいいなら好きにしなよ」といった回答が返ってきます。
株を始めたばかりの人が、このような話を聞くとやっぱり不安になってしまいますよね?
そこで、今回は、株で負けた場合の破産や借金について、株式投資の仕組みを交えながら説明していきます。
大損するケースのほとんどは信用取引
株の取引き方法は?二種類の取引方法を理解しようでもお話した通り、現物取引の場合、自分が投資に使ったお金の分しか損をしません。
しかし、信用取引となると話は別です。
信用取引には、借金を作ってしまう罠があるのです。その一つが追証です。
追証は委託保証金の減少により求められる追加保証金で、2営業日以内に用意しなければなりません。つまりせかされるわけです。
この時、自己資金で準備できればさほど問題ないのですが、自己資金がない場合が問題です。
追証を入金しなければ建玉が強制的に決済されます。そうなると、損益が確定してしまいます。
購入した人の視点から見ると、「いや、ここからちゃんと増えてくから」という(都合のいい)予測があるのに、終わってしまうのは無念です。
そうなると、この資金を用意するために、消費者金融等に借金をして準備をしてしまいます。
そこから先は、同じことの繰り返しで、借金が膨らんでいき、限度額いっぱいまで借りた後の追証が払えず強制決済!後に残るのは借金の山・・・
というケースが多いようです。
信用取引で借金をしないためには
信用取引で借金をしないためには、委託保証金に対し、余裕のある建玉数にする。
建玉に対して、予想と反対方向に動いた場合の損切りラインを設定しておく
等、資金管理を徹底することです。
また、追証が発生してしまった場合も、借入しなければ追証を払えないようであれば、それはもう負けなのです。
なので、その時点で見通しの甘さを認め、すべての建玉を決済し、仕切り直しをする。それでも借金は出るかもしれませんが、消費者金融の限度額いっぱいまでの借り入れに比べたらカワイイものだと思います。
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